胃カメラ検査

　今日は胃カメラ検査の日で朝食は食べられないことは知っていた。

　知っていたのにスパゲティの硬さを確かめるために噛んだ小片を思わず呑み込んでしまった。

　あんなに小さなものだから大丈夫だろうと思いながらも、さらにコップ一杯水を飲んだ。

　そのせいだろうかクリニックへ着くなりトイレに急行。

　待つ間にもう一度トイレへ。

　いつも頻尿気味だけど今日は水をかなり飲んだので頻尿がひどい。

　「胃カメラ頑張ってね。」と娘からライン。

　「６０年前からやってるから頑張るも何もないよ。」

　「６０年！」

　予約時間の４０分過ぎくらいに検査室へ呼ばれた。

　胃カメラの管は私が６０年ほど前に初体験した当時のものとは比べものにならないくらい超細くなっている。

　担当医が「喉に入りました。　食道です。　胃の入り口です。」など言うのに一々反応してモニターを見つめる。

　「Mさん、異常は無いですね。　ここちょっと赤くただれていますので念のため生検用にちょっと採取しますね。」と言って２か所取った。

　出血する場面が生々しく映った。

　３分くらいで終了。

　「Mさん、終わりました。　お疲れさまでした。　異常はありませんでした。　ご安心を。」

　一安心だ。

　「胃カメラどうだった。」娘からライン。

　「２か所くらいちょっと切り取られた。」

　「生検やるってこと。　何ともないといいね。」

　帰宅して食事を摂るより先に夕食の用意に取り掛かる。

　今日も暑かった。

　写真は御伊勢塚公園の合歓木です。

　親水公園の大きな合歓木もきっと満開だろう。